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シーラカンスの復元模型 [標本]

FISH.JPG
シーラカンスです。モンキーパークのマダガスカル展にて撮影しました。(もう終わったかも)
標本に分類しましたが、これは復元模型です.
しかし、原寸大といういことですので、復元標本と言っていいのではないかと思います。
1m前後あるように見えました。
おそらく重量のこともあるでしょうから、恐竜の骨格標本などと同様に、重量の軽いFRP製でしょうね。
FRPというとあまり身近ではないように思われがちですが、自動車のボディーに準じる外装や、ボート本体やサーフィンボードなどにも使われています。
(仮面ライダーを初めとする特撮物のマスクもこれですね。)
加工の都合上、当然原型を作製し、型取りして素材の置き換えをしているでしょうから、1点ものではなく同じ型から抜いたシーラカンスが何点か存在しているかもしれません。
遠くから見るとまるで本物のようでしたが、近くで見るといかにも作り物と言った感じもしましたが、本物もこんな感じなのかもしれません。
なんか自分でも作れてしまいそうな気さえしましたが、全くの気のせい、難しいでしょうね。
大きなもので全体のバランスを取るのは結構難しいものです。
30cmくらいのものを作るのとは訳が違います。
おそらく小さい粘土模型を作ってみて、マス目(グリッド)を書き込んでそれを拡大して原寸に投射するような作業をしながら作られているのだろうと思います。
でもこんな大きな模型が自宅に飾ってあったら、なんかいいなぁとしばらく眺めていました。
手元にいくつかシーラカンスのフィギュアがありましたので、今度ひまを見てアップします。
(誰が見るん?)

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J-MONKEY

シーラカンスは実物から型を取り、原型を作成したのちに著名な彫刻家が生標本を参考に手を加えたもので、アクアマリンふくしまが5体作成したものです。魚体の側面に流れる筋肉質の筋は生きている時にしか見る事ができません。今は『有害有毒生物展』で巨大なホオジロザメの頭部が展示されています。歯は全て実物から象りをして、正確に植え込まれています。
2月末日までです。3月中旬からは実物大の大気圧潜水器(NEWTSUIT)を展示します。
by J-MONKEY (2011-02-19 03:24) 

加藤

始めまして、日本モンキーセンターに以前おりました加藤と申します。シーラカンスの模型、気にいっていただきありがとうございます。この模型は福島海洋科学館(アクアマリンふくしま)で作成されたものです。同水族館はコモロ、マダガスカル、インドネシアで活発に捜索研究活動をしている世界屈指の専門チームをもっています。この模型はコモロで採取されたものから直に型をとり、彫刻家が生きていた時の体の表面の立て筋などを再現したものです。生きているときは筋肉により、キール状の縦じまが隆起します。ちなみに何体か作成されましたが、総経費はハイエンドのベンツよりは高いようです。現在も同水族館には実物も(たぶん)展示されていると思います。シーラカンス国際学会もあります。
by 加藤 (2019-11-04 02:49) 

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