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オオクワガタの標本 [標本]

ookuwa.jpg
国産のオオクワガタ、75mmです。

2001年から2009年まで少し『虫』にはまっていました。
結局、子育てが忙しくなって手が回らず、あっという間に数が減り、
一旦おあずけとなりました。

子供の頃、昆虫展でみた海外の昆虫たちがかなり自由に輸入されるようになり、
自分の手元で飼育できてしまうという、
すごい時代になりました。

大きくて派手な輸入車ががんがん入ってくるわけです。
で、いろいろ手を出してみるけれども、
ふと、ずっとそこにあった国産車のすばらしさに気が付いたりします。

そんな国産車がオオクワガタです。
オオクワガタの幼虫は冬に休眠させず、保温して飼育すると1年で成虫になります。
成虫、最初の年の夏はひたすらながめて楽しみ、
冬眠明けの翌夏にペアリング、
さらにもう一冬越えたりして、やがては晩期を迎えることになりますが、
こんな長生きなクワガタ、他にいないような気がします。

最後は足の先が取れてボロボロになっていくので、
キレイな標本が欲しい方は、人工的に息の根を止めたりするのですが、
虫と言えども、数年一緒に暮らすとなかなかそんなこともできないので、
足の欠けた標本しか残らないわけです。

ookuwa_grn.jpg

そのおじいちゃんとおばあちゃん。
2001年、ホームセンターで購入した2ペアのうちの1ペア。
ムシキングによる昆虫ブームが来る前だったので、秋口の見切りで980円でした。
この68mmのオスの子供たちは58~65mmほどしかありませんでしたが、
菌糸ビン飼育により、孫の代で75mmが出たわけです。

オオクワガタを飼育しているとどうしてもサイズの大きいものを作りたいという思いに偏りがちですが、
この意外と長生きの昆虫の暮らしを、ぼんやりとながめて楽しむのもいいかと思うのです。

親虫の生きている間に成虫になった子と対面できるという、
ちょっと長寿な国産クワガタです。



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