もしも友人が途方にくれていたら

もしも友人が途方にくれていたら
とりあえず話しだけでもしたい。

すぐにしたい。
今すぐに。

もしかしたら、
友人が思いつかなかったようなちょっとしたアイディアは
出てくるかもしれない。

けれども、おそらくは何のアイディアも出ない。
助けてあげることはできない。
「分かるよ。」なんて口にしたところで、
一緒に気持ちを共有してあげることも
きっとできない。

でももしも、ワラにもすがりたい気持ちならば、
とりあえず、すがってみて欲しい。
そうしたら、
「やっぱりオマエはワラだな。なんともならんわ。」
って思うかもしれない。

でも乗り越えて行くしかないし。
（引きずって行ってもいいかもしれないけど。）
応援はするよ。

もしかしたら、今は助けられなくても
来年は助けられるかもしれないし。

お金はないから貸してあげることはできないよ。
たぶん、来年もムリ。
でも耳くらいは貸してあげるよ。
気が済むまで聞いてあげるよ。

悲しいときは泣けばいいと思うんだよ。
だって、出るんだろ。
元気出せとか言ったって、悲しいもんは悲しいんだ。
つらいものはつらいんだ。

そしてその気持ちを書きつづってくれ。
そしてその心の奥底のうなり文字に出来たなら
使い古された言葉しか使えない物書きに売ってやれ。

最近の子の中には行き詰って
自分から死んじゃう子もいるんだけど
一度死んだと思ってやり直してみればいいじゃん。

自分で勝手に死んだりしたら、物語の最後に来るはずの
「めでたし、めでたし」
に出会えないぞ。

よく人生をマラソンや野球に例えることがあるけれども、
じゃあ、ゴールは？最終回はいつ？
ってことになるよね。

どうしても人生をスポーツに例えたいとしたら、
ゴールは『死』だよね。

生まれたときがスタートで死ぬときがゴール。
どっちも突然にやってくる。
とつぜんスタートして、いつかとつぜんゴール。

じゃ、いっぺん死んだと思って今から、
（来週からでもいいけど）再スタートだ。
突然やってくるゴールに向かって、
全速力は無理だとしても、休みながらでも走ろう。

「めでたし、めでたし」は
努力なしでは きっと迎えられない。

応援しているよ。
そんな余裕あるのかって聞かれれば、ないんだけどね。

自分だけじゃないよ。
苦しんでいるのは。

キミの不幸とボクの不幸、彼女の不幸と彼の不幸、
これだけ科学が進んだ今も
どれが一番重いかを比べる基準も装置もない。

でも世界一苦しんでいるのは、ボクらじゃない。
どこの誰かは知らないけれど、
その人たちががんばっているのだから、
たぶん、ボクらもがんばれる。




．．．われながら長く書いたものだ。
どうみても書きかけ感が強いけれども、
今すぐ書いて、すぐにアップしないと意味は無いのだ。

って言いながら、後から加筆しちゃった。