SSブログ

『ヒックとドラゴン』のトゥースを作る2 ベースの肉付け  [粘土工作]

tooth bone2.JPG

針金で出来た骨格に、ベースになる基礎の肉付けを行いました。
これがないと、ふんばりが効かないので、
粘土を思い通りの形に盛り付ける事が出来ません。

もっともつまらない作業のひとつと言えるかと思いますが、
いきなり形を作りたい欲求を抑えて、
面倒ですが一工程おとなしく、済ませます。

この工程で、より骨格がはっきりとし、
形状を変えたほうが良い部分が分かったりしますので、
その場合は直しましょう。
私は面倒なので、ほとんど直しませんが、
そのために、あとあと後悔します。

とりあえず、ボディ本体はトカゲよりも、サンショウウオ(サラマンダー)っぽく
ボテッと作ります。

**************

両生類のサンショウウオ(イモリ含む)のことを英語でサラマンダー salamander といいます。
これは伝説上では炎のトカゲ(火トカゲ)のことを指しています。

爬虫類のトカゲ、特にオオトカゲのことをドラゴン dragon といいます。
ドラゴンはもちろん、龍のことです。
トンボは英語で dragonfly 、直訳すれば『龍羽虫』といったところでしょうか。
日本語でもタツノオトシゴ(竜の落とし子)なんて龍にちなんだ名前の魚がいますが、
英語だと sea horse (海馬)となります。

そして脳にある海馬は英語で Hippocampus 、
これはタツノオトシゴの学名です。
形がタツノオトシゴに似ていたために、同じ名前が付けられたようです。
Hippocampus を和訳するときに、タツノオトシゴとはならず、
sea horse をそのまま日本語に直訳したところがおもしろい。

ところが海馬と言えば、元々日本ではトドを意味しているので、
タツノオトシゴ= sea horse =海馬=トド
ということになるけれども、
両端をつないで、
タツノオトシゴ=トドとはならない。

では、海の馬ではなく、海の竜ならば何かと言うと、
sea dragon (シードラゴン)もやはり、オーストラリア近海に住むタツノオトシゴなんです。
魚であるタツノオトシゴに、爬虫類である dragon と名付けたり、
哺乳類である horse と付けたり、おもしろくないですか。

ちょっと脱線しすぎましたが、
トカゲではなく、火に弱そうな水棲の両生類に、
わざわざ火トカゲの名前をつけたところが、
矛盾していて、これもおもしろいと思うんですよ。

サラマンダー(サラマンドラ)と言えば尾藤イサオですね。
(分かる人には分かる) 





nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。